皆さんこんにちは。
Valorantやってますか?
僕はマッチングがうんこなのでやってません。
シルバーなのにゴールドと戦って負けて-15ポイントっておかしいだろうが
何のためのランクだよ。敵も味方も初期スキンのサブ垢だらけでRIOTはバカなんでしょうか。
うんうん、楽しいですよね。Valorant。
でも、もしかして、貴方もWindows11+Valorantのとあるバグに苦しんでいませんか?
概要
Windows11環境で「Alt + Tab」で裏画面に移動するとPCごとクラッシュする
Windows11で、Valorantをプレイ中に「Alt + Tab」でウィンドウを移動すると、その時点でフリーズし、何も操作できなくなる不具合があります。
これはツイッターやプロゲーマー、キャスターなどあらゆる方が触れている問題で今も存在しています。
Windows11 VALORANTプレイ時に裏画面に戻るとフリーズする件に関して、リスナーさんから対処法を教えていただきました。
— 岸大河/ Taiga Kishi (@StanSmith_jp) 2022年6月21日
Windowsの「設定」→「ディスプレイ」→「グラフィック」→「既定のグラフィックス設定を変更する」→「ハードウェア アクセラレータによるGPUスケジューリング」をオフにする
ただし、必ずしもフリーズするわけではありません。起きたり起きなかったり、頻度もバラバラでWindows11の人でも問題がなかったりあったりします。
再現性がなく公式に問い合わせてもまともに取り合ってもらえないようです。
そして僕もまた、この問題に苦しめられています。
Windows11導入以降も、すぐにこのようなことはなく
最近になって、この症状が発生するようになったため
明確な原因はありそうなのですが・・・。
結論
結論からいうと明確な解決策は見つけられていません。
(探しに来た人、すみません。)
ただ、下記に、あらゆるメディアやアフィリエイトサイトに散らばっている断片的な情報をまとめてみることにします。
もし何かのきっかけで治ったときに、原因が何だったのかを知るためにも。
症状についてと分析
まず、この問題はWindows11特有の問題です。
Windows10で同様の問題は軽くRedditやTwitterを見た限り、報告されていません。
つまり、Windows10にもある機能=無関係であるということが仮定できます。
勿論、名前が同じでもカーネルレベルで同じとは限りませんが、少なくともそう仮定します。(でないと、テンプレ対応の再インストールやスペックの確認、PCの故障・ドライバのインストール、果てにはOSの再インストールなどからしなくてはいけなくなりますから)
この問題は、「Alt+Tab」を押すことで発生します。明確な条件があります。
クラッシュした後、一切の操作を受け付けないわけではなく、マウスは動く事が多いようです。ですが、Valorantのプロセスだけではなく、ブラウザやエクスプローラー、あらゆるソフトウエアが反応をしなくなります。
ただし、「Ctrl + Alt + Delete」などの一部のショートカットは動作します。
これによってタスクマネージャーを開くことができることもあります(基本的にはそれも受け付けないのでその画面から、再起動するのが現実的)
タスクマネージャーを開いたときに稼働しているプロセスで、CPU使用率やメモリ使用率が大幅に上がっているものはありません。ディスクも同じく負荷がかかっているわけではありません。
この問題が発生している最中、Valorantの音声は聞こえることがほとんどです。またDiscordなどのVCも繋がって処理される場合が多いです。
よって、処理そのものは阻害されていないことが分かります。GPUなどの描画で何らかの影響が出ていると推測します。
ただ、イベントマネージャーやWindowsのlogなどにも何も記録されていないため、これ以上のことは不明です。
対策として試せそうなこと
これ以上の原因は不明ですが、どのような対策をすれば良いかを考えました。
前述したとおり、ValorantやVanguardの再インストールなどは省いています。
基本的に、無意味だと思います。無関係です。
勿論初歩的なトラブルシューティングとしてやってみても良いと思いますが
起っている対象が少なすぎるので、クライアント側のValorantやVanguardに何か問題があるとは思えません。
ハードウェアアクセラレータによるGPUスケジューリング
上記のツイッターでも話題になっていますが、Windows11の「ハードウェアアクセラレータによるGPUスケジューリング」を無効にすることで改善されるという説があります。
ハードウェアアクセラレータによるGPUスケジューリングとは、簡単に言うと、本来CPUが処理していたメモリに関する一部の処理を、GPU自身がメモリを直接コントロールできるようにすることで、GPUに依存するアプリケーションのパフォーマンスを改善する可能性があるとされている機能です。
ただし、これはWindows11に限定された機能ではなく、「Windows 10 May 2020 Update以降のバージョンと、最新のグラフィックドライバ」であれば利用できるものです。
一部のアプリケーションでは相性が悪く、エラーが発生する場合があるという話は確かにありますが、これはValorantとWindows11に限った話ではありません。
実際、自分はこれをオフにしても、同様の事象が起きています。
この機能で改善されるパフォーマンスよりトラブルの方が多いと思うので、オフにしておくべきとは思いますが、「Alt+Tab」を押した時という条件を見ても、直接は関係ないように思います。
Xbox Game Bar をアンインストールする
Windows11には、Xbox Game Barというツールが初期インストールされています。
(Windows10にもあるが、機能が拡充されている)
このツールがValorant+Windows11と相性が悪いのではないかという説があります。
具体的には、Xbox Game Barがインストールされていると、「Alt + Tab」の一部挙動が変化するというものです。
(海外にもあまり情報はない。更に言えば、Xbox Game Barが実装されたアップデート時点・KB5005033のバグであって、今はあまりパフォーマンスに影響がないと言われていたりいなかったりのようだ)
Windows10にも11にもある機能ということで、これもやはり直接の原因、ではなさそうだけど、「Alt + Tab」時のGPU挙動が変わる、というところが引っかかるし、これも百害あって一利なしなので、アンインストールしておきました。
アンインストールしてから発生してはないが、試行時間が数十分なので、関係ないと思います。
Windows11のタスクスイッチャーが悪い説(旧タスクスイッチャーに戻せば直る説)
Windows11のタスクスイッチャー(Alt + Tabを押した時のウィンドウ画面)はWindows10から微調整されており、よりリッチな外観になっています。
これが影響しているのでは?という海外の記事が数個あります。
確かにそれっぽい理屈ではあるのですが、これも微妙なところで
カーネルレベルでタスクスイッチャーの変更が加えられたのは「Windows Vista」からです。サムネイルが表示されるようになったのもVistaからであって、Windows11から新しく始まった訳ではありません。
外観は綺麗になりましたが、Vista以降で、DWM(Desktop Window Manager)のコンポーネント自体は大きく変わっていません。(知っている限りは)
上記の記事で説明されているレジストリ値を書き込む「AltTabSettings」はXP時代のタスクスイッチャーに戻すものですが、当然、Windows10などの標準でも同じ挙動をしているわけですから、Windows11にだけ発生している問題とは思えません。
なので、意味がないと踏み、僕は試していませんが
レジストリでの旧来のタスクスイッチャーに変更する方法を念のため記載しておきます。やる方は自己責任で。
- WIN+Rキーを同時に押して、RUNダイアログボックスを起動します。regeditと入力してEnterキーを押します。レジストリエディタが開きます。
- 次のキーに移動します:HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Explorer
- 右側のペインで、AltTabSettingsというDWORD値を探します。存在しない場合は、そのキーを右クリックして、新規メニューからDWORD (32ビット) 値をクリックして作成します。値が作成されたら、AltTabSettingsという名前に変更します。
- AltTabSettings値をダブルクリックして、小さなボックスを開きます。そこで、値データフィールドに1と入力してOKボタンを押します。
- コンピューターを再起動するか、エクスプローラーを再起動して変更を適用します。
Wallpaper Engine が影響を与えている説
WQHD環境や4KモニターであってもValorantのフルスクリーン時にはFHDを利用している人が多いと思います。
この場合、Wallpaper Engineが不具合を呼ぶ可能性があるようです。
これは再現性がありますが、Wallpaper Engineを不具合が起きている全員が使っているとは思えないので、本件とは関係ないでしょう。
もしWallpaper Engineを利用している人はフルスクリーン時に一時停止にする設定がされていたとしても発生する問題なので、Valorantプレイ時はプロセスごと終了しておくことをオススメします。
試したけど意味がなかったもの
あくまで自分の環境で、ですが下記は意味がありませんでした。
ですが、もしかしたら別環境であれば下記のような設定で改善されるかもしれません。
- Valorantの設定をウィンドウフルスクリーンに設定
- Valorantの設定でバックグラウンドのFPS制限を解除する
- 逆にバックグラウンド時のFPS制限をかけてみる
- GPUドライバの再インストール
- Vanguardの再インストール
- Valorantの再インストール
- Riot Clientの再インストール
- 「Outplayed」や「GeforceExperience」などの自動録画ソフトの停止
おわりに
今後も色々と試しながら、改善の道を探りつつ
原因が分かれば適宜更新していこうと思います。
(急に発生するようになったので、逆に言えば、急に収まる可能性もあるだろうけど)
急場凌ぎですが、用は裏画面に行かなければ良いだけの話なので、治るまで、ファーストデスした際は裏画面のブラウザで暇つぶしをするのではなく、Valorantの画面の前で正座をしてチームメイトを見守りましょう。
結論的には出せていませんが、別環境で、少しでも参考になれば幸いです。
追記(2023/05/06)
よく分からないが安定してしまった気がする。
関係ありそうな変更は「Valorantプレイ中、ATOKからMS-IMEに変更する」「Windowsのテーマをダークからライトにした」くらい。
元々、ATOKをValorant内で入力すると、VanguardとATOKのライセンス認証の相性でクラッシュする問題がありましたが、もしかして犯人はATOK・・・?