(汚くてごめんね)
Apex Proめっちゃいい!!
— ぽてと (@Qestir) November 3, 2021
ようやくキーボード沼から抜け出せそうな気がする
経緯
SteelSeries Apex Proを購入してから約1年が経過。
FPSは昔ほどやらなくなりましたが、PC自体はリモートワーク含め、毎日のように使うような生活に戻ってしまったので、PC周辺機器には拘りたいタイプです。
沼から抜け出したはずでしたが、結局またしても乗り換えてしまいました。
Apex Proについて
Apex Pro(現行モデルより1世代前のもの)から、G Pro X Linearに乗り換えた明確な理由は「テンキーが邪魔だったから」です。
購入したときもTKL(テンキーレス)がいいなぁ、という思いはあったのですが、一時期国内で日本語配列のApex Proが品薄(というかどこにもない)状態でした。
ちょうど買い換えたタイミングがその時期に直撃してしまい、物欲を抑えられずにフルサイズのApex Proを購入してしまいました。
それからだましだまし使っていましたが、やはりテンキーは邪魔です。
仕事でExcelを編集しているとき、家計簿をつけているとき、など局所的には役に立つのですが、基本的にはマウスの領域が広いほうがいいですね。
Apex Proに不満があったかというと、TKLではないこと以外、一切不満ありませんでした。
とてもいいキーボードでした。やや値は張りますが、人生で最も感動を覚えたキーボードであったことは確実です。
かつてはSideWinder X4からゲーミングキーボードに入り、BlackWidow Ultimate 2012からメカニカルキーボードに突入、それなりにたくさんのキーボードを使ってきましたが、静電容量無接点方式(Omnipoint、一部赤軸)は初。
過去一の高級感、うち心地、OLED搭載などの独自性など、非の打ち所ありませんでしたね。(なおOLEDを有効活用したことは・・・)
G Pro X Linear の所感
さて、今回購入したのはロジクールのG Pro X(Linear・赤軸)です。
今更レビューするものでもない、超有名なキーボードですね。
初心者からプロまでカバーする、ゲーミングキーボードの代表格といってもいいでしょう。
値段も、Apex Proが30000円近い中、G Pro Xは12000円ほど。
キーボードに30000円はちょっと・・・という方でも買いやすい値段だと思います。
僕はロジクール製のキーボードはG512 Carbon(茶軸)なども使っていました。
さて、Apex ProからG Pro Xに移行した所感ですが
いい点
- 値段の割にぱっと見の質感がいい(なおしっかり見ると・・・)
- 赤軸搭載、茶軸や青軸モデルもあり、なおかつ価格は抑えめ
- 日本語配列、配列もいわゆる標準的なもの
悪い点
- よく見ると、造りはかなり荒い。塗装時の気泡が放置されており、キーキャップの感触が著しく悪い
- LEDイルミネーションを点灯すると高音のキーンというノイズがある
- Apex Proに比べると、タイプ感が悪い
- Apex Proに比べると、ソフトウエアが成熟していない
- Apex Proに比べると、独自性がない
- スペースバーが短い(TKLなので致し方なし)
- 軸交換ができない
- RGBスイッチボタンはいらない
- キーキャップのフォントがダサい
- キーボード左上のロジクールロゴがダサい
- RGBの光り方がしょぼい
どうでしょうか。値段を考えると相応とも言えるかもしれませんが
少なくとも、Apex Proをすでに持っている人が、妥協でG Pro Xを選ぶのは、おすすめしたくない、というのが結論です。
- 値段の割にぱっと見の質感がいい(なおしっかり見ると・・・)
今回、購入の検討対象にあがったのがG Pro Xのほかに、HyperX Alloy Origins Coreがありました。
店舗で見てみたところ、キータッチは大差ありませんでしたが、土台の板部分の塗装やぱっと見の印象が、HyperX Alloy Origins Coreはとても悪く、値段差以上の差を感じました。HyperX Alloy Origins Coreは10000円ほど。
その後、色々なキーボードを実際に見てみましたが、この価格帯では、質感はかなり健闘している方だと思います。
ただし、これはあくまでぱっと見の印象。実際に使ってみるとボロが出てきています。これはまた後述。
- 赤軸搭載、茶軸や青軸モデルもあり、なおかつ価格は抑えめ
- 日本語配列、配列もいわゆる標準的なもの
良くも悪くも標準的というか、ゲーミングキーボードはこういうものだよ。という製品で、スタンダードな印象です。独自性はない一方で、とても使いやすくまとまっているなあというプロダクトですね。
ここまでがいい点。こっからはすべて悪い点です。
- よく見ると、造りはかなり荒い。塗装時の気泡が放置されており、キーキャップの感触が著しく悪い
これが個人的に一番あり得ない、というか、やっぱり高いものを買うべきだなあと後悔しているポイント。
これ、わかるでしょうか?
Galaxy Z Fold 3のクソカメラではあまり伝わらないかもしれません。
”CAPS”の左下、丸い点々があるのがかろうじて見えると思います。
これ、埃や汚れ、塗装はげではなく、塗装の下に入り込んだ気泡or埃をそのまま塗装していて、表面がボコボコになっています。
これがCAPS以外のキーキャップ含め全体に出ており、感触が非常に悪いです。
Apex Proの高級感、とまではいわないにしても、こんなの3000円の中華メカニカルキーボード(Redragon)ですら、見なかったですよ・・・。
見た目ではそれほど目立たないですが、タッチしたときに明確にボコボコしていて、とてつもなく不快なんですよね。
商品管理の品質が伝わってくるというか、、、。
ロジクール、別に嫌いではないんですが、そんなに高評価を受けるほど、品質が高いメーカーというイメージはないですね。一時期のRazerみたいな工業製品としての粗さを感じてしまいます。
Apex Proにはどこを見ても一級品で、芸術品とさえ感じる造りの良さがありました。
褒めすぎでしょうか?もしくは、G Pro Xの値段を考えれば、相応なのかもしれません。
- LEDイルミネーションを点灯すると高音のキーンというノイズがある
RGBイルミネーションのパターンによって、G Pro Xから異音がします。
コイル鳴きに近い音で、とても耳障り。
色やパターン・RGBオフでこの音はなくなりますが、なんなんでしょうかこれ。
- Apex Proに比べると、タイプ感が悪い
- Apex Proに比べると、ソフトウエアが成熟していない
- Apex Proに比べると、独自性がない
このあたりは難癖かもしれません。Apex Proが良すぎた。という所。
SteelSeriesのソフトウエア(SteelSeries GG)は別に評判良くはないんですが、GHubがゴミすぎて・・・。
タイプ感は明確に差があり、これは方式の差(静電容量無接点方式・メカニカル)もあるかもしれませんが、Apex Proの時はなかったチャタリングのような、押してないつもりなのに文字が入力されている、一回押しただけなのに2連続で入っている、そんなことが多発しています。
アクチュエーションポイントの差もあるかもしれませんが、打っていて心地よさが全くないんですよね。G Pro Xは。
- スペースバーが短い(TKLなので致し方なし)
- 軸交換ができない
- RGBスイッチボタンはいらない
このあたりは仕方ないですかね。スペースバーの長さは一長一短で
長すぎると片側に負担がかかって、故障の原因になり得る部分です。
軸交換ができない、は赤軸・茶軸ベースモデルの話で、青軸ベースモデルは交換できるらしいです。この差も謎ですね。
右上のRGBスイッチボタンはいらないと思います。というかG913などのハイエンドモデルは音量調整やあらゆるボタンをごちゃごちゃつけて、廉価モデルと差別化するところそこかよ、って思ってしまいます。
- キーキャップのフォントがダサい
- キーボード左上のロジクールロゴがダサい
- RGBの光り方がしょぼい
これはまぁ好みもあるかな。と思います。
前述のHyper X Alloy Origins Coreよりはマシなんですが、それでも微妙な見た目ですね。それこそ、Amazonで売ってる中華メカニカルキーボードと見た目で優位性が見られません。
結論
Apex Proに未練たらたらで申し訳ないですが、やはり価格差以上の差があるなと感じました。
入門機としては最適かもしれませんが、3万円クラスのキーボードを使ったことがある人が、G Pro Xを買うのはおすすめしません。
故障やTKL化したい同じような人がいたら、多少無理をしてでも、Apex Pro TKLを買うべきですね。安物のキーボードを使うことのストレスがこれほどまでにあるとは思いませんでした。
僕もこのG Pro Xは雑に使って、なるべく早くApex Pro TKLを買い直そうと思います。
鬱だ・・・。
蛇足
ちなみにマウスは少し前にG Pro Wireless → G Pro Wireless Super Lightになりました。
今更なので長々書きませんが、こいつは噂に違わぬ名作です。
形状やソールはG Pro Wirelessと大差ない、というか僕レベルの人間にはわからない差なのですが、何よりもバッテリー持ちに大きな差があります。充電いらなすぎて、逆に充電を忘れます。
見た目も無駄なRGBがなくなって好印象。2万近い値段はやや不満ですが、それでも困ったらこれを買っとけばいいという安心感がありますね。
むしろ、こいつを買って印象が良かったからこそ、G Pro Xにもあまり何も考えずに突っ込んだ、という経緯があります。しかし・・・。残念な結果に。
G Pro Wireless Super Lightを買った理由に、この色に一目惚れしたというのもあります。珍しいですよね。真っ赤。
(キーボードも色々カラーリングあるといいんですけどね。K/DAコラボモデルがまだ在庫が残っていたら、そっちを買っていたかも。)
さらにいえば、TKLキーボードを購入したくなった理由もこの色の延長線上にあります。
この話はまた改めて。